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絵本好きの仲間が集まって、小学校で読み聞かせをしています。


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2007.8.21 公演

今日は2歳児クラスの子供達に『はらぺこあおむし』の人形劇を見てもらいました。
2年前に一度、地区の子ども会で演じたものです。
初めて人形劇をやった時の演目で、人形、舞台、小道具、音響作りにかなり苦労したのを思い出します。
今回は2度目だから・・・な~んて気楽にしていたら、結構忘れているんですね、リハを何回かやりましたが本番はハプニング続出!
でもそのハプニングもご愛嬌で子供達はとっても喜んでくれました。

今回のメンバーは・・・
ナレーション・・・koba
はらぺこあおむし・・・sumi
蝶・小道具セット交換・・・もいもい
音響・・・あいうえお
の計5人で頑張りました。

  

あおむしは次々にいろんな食べ物を食べていきますが、あおむしが食べて穴を通っていく様子はこんな感じです。
もち手を逃がす切り込みが入っているのが分かるでしょうか?



最後のクライマックス、あおむしがさなぎから蝶に変身して飛び回るところです。
やはりこの場面では子供達はおおはしゃぎ。
綺麗なBGMでゆらゆらと頭上を飛び回るのですが・・・途中、竿から蝶が落っこちて・・・大爆笑(^^)

前回は対象が小学生が中心でしたが、今回は2歳児のお子さんとお母さん。
果たして反応は?と心配しましたが、みんな大人しく舞台に集中していたのがビックリです。子供達を引き付けるエリックカールの絵と単調な繰り返しが気に入ってくれたのでしょうか。
それと、子供達と一緒にお母さんたちも楽しんでくれたのが、とっても印象的でした。


なにはともあれ、人形劇は無事に終わりました(ホッとしました~!
皆さんお疲れ魔でした~
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2007年7月22日 人形劇本番 演目『おむすびころりん』

ナレーション (もいもい)
人のいいおじいさん&欲深じいさん (sumi)
欲深じいさん&人のいいおばあさん&ねずみの大将 (koba)
その他、ねずみたち、背景、小道具 (きりんさん、次女、次女の友達)
音響 (長女)

今回は総勢7人で演じました。
登場人物が多かったせいか、人手不足でみんなに大変お世話になりました。
例年に比べると、リハーサルが2回多く取れましたが、ナレーションと音とのタイミングが合わず、苦労しました。
特におむすびがころがって穴に落ちるタイミングが難しかったです。
でも、本番ではバッチリ!!
おじいさんは一度もミスらなかったですよ~



おじいさんがねずみの国で歓待を受けているところです。
おむすびころりん すっとんとん
おじいさんころりん すっとんとん
とはやし歌を歌いながらねずみ達が踊ります。
ねずみ達は紙で出来たパタパタ人形です。(もいもいさんの力作)



おじいさんがねずみの国を去るところですが、ここはちょっと手抜きでペープサートでやりました。
バックの色を本番直前に黄色から茶色に変えたので、うっかり持ち手棒が黄色のままです(^^;)



打出の小槌をふって、お宝がザクザク。
おじいさん、おばあさん、大喜び。
欲深じいさん、びっくりして「こうしちゃいられねぇ」って。
急いで出て行く場面です。



穴におむすびを落とすところは、舞台前面の黒幕を2枚斜めに重ねて、その隙間がら棒つきおむすびをころがすように降下させることにしました。
おじいさんが落ちるときも舞台裏から幕の隙間に人形を出して落ちていくようにしました。
いいアイデアだったと思います。
小さい子が手を伸ばしておむすびを取ろうとしてましたっけ



最後はバックが黒になって、欲深じいさんが一人ぽつんと取り残され、もぐらになったという設定で地面に潜るように退場します。
その後、ひゅ~・・・と物悲しい風の効果音が流れます。

これでおしまい
しゃ~んしゃん



おむすびが出てくるお話と知って、中にはすぐに「おむすびころりん!」とあててくれた子供もいました。
やはり、おむすびがころがってねずみの国に落ちていくシーンに子供達は一番喜んでくれたように思います。
終わった後はやし歌を歌ってた子がいたり、人形を指にはめて演じていたり、ねずみやぺープサートを動かしたりして遊んでくれていました。
そういう子供の姿を見るのがなにより一番うれしいですね

さて、やっと今年の人形劇が終わった~っと思ったら・・・。
来月また、2歳児とお母さん達のグループに頼まれて人形劇を演じることになってしまいました。
演目は『はらぺこあおむし』
一度演じて、それきりなのですが、リハを繰り返せばなんとか勘が取り戻せるかなぁ~。
今年の夏はどうやら、人形劇から離れられないようです「(^^;)


本番2週間前。
まだ、こんな状態です。人形もまだ1体も出来上がっていません。
それでも、指人形の構想は固まり、ほとんどの試作も終えてあとは必死で作るのみ。
作り始めれば早い!それは解ってはいるけれど、やはり焦ってしまいます。
主要メンバー3人であれやこれや作っているうちに、テーブルはこんなありさまに・・。
まだ、まったく先が見えません。



先の見えないまま、主要3体の人形を完成!!
これでやっとリハーサルにこぎつけます。
あと、ねずみの大将の人形を作らなくっちゃ。

紙工作の得意なもいもいさんには背景や宝物、その他平面系の道具作りの宿題がいっぱい。
来週のリハーサルにまにあうかなぁ~・・・。

2006年6月2日 (金) 人形劇2006

今年も人形劇の季節がやってきました。
今年の演目は『三びきのやぎのがらがらどん』です。
もいもいさんと最初の打ち合わせがやっと実現できました。
お互いになかなか時間がとれず、今年は宿題の方が多そうです。
去年の『はらぺこあおむし』のビデオを見て、お手伝いしてくださる方が増えそうで、今年も頑張ろう!ってお互いヤル気満々です。
去年、舞台のセッティングなど一度経験しているので、今年は人形や小道具作りに集中できそうです。
それにしても、やぎの人形をどうするか、トロルをどうするか、『はらぺこあおむし』のように、見本があるわけではないので、ゼロからのスタートです。いったいどうなることやら・・・。

おおやぎがトロルをこなごなに砕いてやっつける、というシーンをどう人形劇で表現するか、これが一番の問題です。迫力あるシーンで子供達がもっとも喜ぶ場面です。幾つかの案が出て、とりあえず試作ということに・・・。
あと2ヶ月、子供達の喜ぶ顔を想像しながら、なんとか乗り切っていきましょう!



2006年6月 人形劇2006(2)

トロルのアイデアがいろいろ出たので、とりあえず、トロルを形作る岩を試作することに・・・。
発砲スチロールを刻んでアクリル絵の具で着色してみました。
これをトロルの表面にくっつけて、ゴツゴツした感じを出そうという訳です。
でも、発砲スチロールを刻むのは大変!
あちこちにスチロールのくずが飛び散って、静電気で手や洋服にくっついてしまいます。作業するときは掃除機と覚悟が必要ですね。

岩の感じは出てると思います。
後は表面に付けてから黒や錆色などを使ってお化粧するつもりです。



2006年7月8日 (土) 人形劇2006(3)

話し合いながら、手を動かしながら、少しずつ3匹のヤギのイメージが出来上がってきました。
今回は大ヤギと中ヤギの角を製作しました。
芯に針金を入れて新聞紙を丸め、その上から糸をまいて固定してから色を塗りました。
大ヤギのごつごつした巻き角の感じが良く出ていると思います。
そのほか、ヤギの毛、蹄などを試作して後はそれぞれ宿題となりました。

週に一回、半日しか時間がとれないので、ほとんど宿題状態です。
もいもいさんはヤギとトロル、私は塗装、今回はきりんさんがヤギの毛を手伝ってくれました。
まだまだやることはいっぱいです。
そろそろ追い込み、気合いれて頑張らなくては!!



2006年7月 人形劇2006(4)

ちびやぎくん、完成。
残念ながら、もいもいさんと私のミシンは調子が悪くて使えません。
それに・・・人形を立体で作るのはどうも苦手・・・。
それで、ヤギ達はダンボールの平面で作り、毛糸を使って肉付けすることにしました。
絵本になるべくそって演技するつもりなので、橋を渡っていくやぎ達は振り返ることがなく、よって裏側は必要ありません。
中やぎ、大やぎもこの手でいくつもりです。



2006年7月 人形劇2006(5)

今回の効果音は図書館で借りてきたCDを編集して作ることにしました。
CDの編集は初めてでマニュアルとにらめっこしながら、パソコンで編集して作りました。
常に流れているBGの川の音とその他の音の2枚です。

BGの川の流れる音・・・『効果音大全集(自然編)IV 河川』より(ゆるい流れ)

その他の音『効果音楽』より
     オープニング・・・(愛情)
     トロルの登場・・・(緊張)
     がらがらどんとトロルの戦い・・・(怒り)
     エンディング・・・(愛情)

今回は語り手が効果音も担当します。
絵本を読みながら自分の読みに合わせて音を出すことにしました。
タイミングも取りやすく、短いお話のため、なるべくゆっくりと進めることにしたのでその余裕も十分です。

効果音の編集を終えて、なるほど・・・劇中の音はこうやって作られているんだなと、改めて思いました。
それにしても効果音っていろいろな音があって面白いですね。
海辺の波の音などを流しながら、朝食をとると、まるでリゾート気分ですよ(^^)



2006年7月 人形劇2006(6)

大やぎのがらがらどんとトロルが完成しました。
大やぎはトロルをやっつけなければならないので、かなり大きいです。
首と前足の一本が動くようになっています。
トロルとの戦いの場面では、持ち手が3本必要となり、2人で動かすようになります。

トロルは鼻、目玉、口が動くように作りました。
ダンボールの張りぼてで中に人が入って動かします。
目玉はテニスボールを着色しました。結構怖いです。

橋はラップの芯をラシャ紙で巻いて、麻紐でつなぎ合わせました。
まだ、背景、小物の準備はできていませんが、とりあえず初めてのリハーサルを、音あわせも兼ねてすることができました。
少人数でやっているため、監督なんていうものはありません。
自分がどう動いているのか、これでいいのか、今ひとつ不安ですが、なんとか本番にこぎつけそうです。
子供達の反応はどうかな?・・・とっても心配。
さあ、これから最後の追い込み、残りの小道具を完成させてしまいましょう!!



2006年7月         人形劇2006(7)

人形劇本番
とうとう、子供会の日がやってきました。
去年と同じように、舞台でのリハーサルを本番前に一度することができました。今回は娘二人も裏方で背景のチェンジを手伝ってくれました。
迫力を出そうと大やぎとトロルを大きく作ったのですが、ちょっとこの舞台には大きすぎたかもしれません。

川の音をバックにやぎ達が登場します。
だんだん大きくなっていくやぎ達に「わぁ~!」と歓声があがります。

トロルの登場にはちょっと怖い音を使ったので、雰囲気がでてよかったと思います。小さい子はちょっと怖かったかも・・・。

大やぎとトロルの格闘では大やぎは頭を激しく振り、角でトロルを突っつき、前足を何度も踏み鳴らします。この場面では迫力ある激しい音を使ったので、本当に格闘していなくても戦っている様子が出たと思います。

トロルが木っ端微塵になった瞬間では、トロルは大きく体をゆすぶり、目は飛び出して客席まで吹っ飛んで、発砲スチロールで作った岩がたくさん客席に投げられます。。
この場面では予想したとおり、子供達から大歓声があがりました。岩や目玉を拾ったりもう、大騒ぎでした。



終わったあとも大変!!
子供達が舞台裏へやってきて、大やぎを動かしたり、トロルの中に入ったり、ペープサートを動かしたり、楽しそうに遊ぶ姿がが見られました。
「人形劇なんてめったに見られないからよかった~!」と言ってくれた子もいました。

今年の人形劇も大成功!!子供達が喜んでくれて本当に嬉しいです!!
この後、みんなでお食事タイム。焼肉、焼きそば、ビール、スイカ・・・。
お腹一杯食べて楽しい子供会を過ごすことが出来ました。
少子化で子ども会の存続を危ぶまれる中、また、来年も人形劇やりたいな・・・できるといいなと思います。


2005年7月 はらぺこあおむし(人形劇 no.1)

今日はもいもいさんと今年の地区子ども会の打ち合わせ。
今まで毎年、紙芝居をやっていたんだけど、幼児~6年と年齢に差がありすぎてどーもイマイチ。
そこで、今回から、大きい子にも集中してもらえそうな、人形劇にしてみようということになりました。
題材は絵本の中から選ぶということにして、最初は人数の少なくてすむエリックカールの『はらぺこあおむし』に決めました。
なにしろ、メンバーは今のところ3人なので・・・。
それにしても、人形劇って大変なんですね~!
なにしろ、こちらは素人。人形をどうやって作ろう?というところらから始めなきゃならない!
以前、もいもいさんと観にいったカナダの人形劇団マーメイドシアター・オブ・ノーバスコーシアの『はらぺこあおむし』を思い出しながら、あーでもない、こーでもないと無い知恵を絞りました。
はたして、7月20日の本番までに間に合うのでしょうか?
これから、週末の休日は忙しい日々が当分続きそうです。



2005年7月 はらぺこあおむし(人形劇 no.2)

人形劇の主役となるあおむしくんの出来上がり~。
メリヤスの生地を頭の赤と胴体の緑に染め粉で染め上げました。
筒状に縫い合わせて、中に綿を入れてあります。
胴体を6等分に分割して団子状に同色の糸で縛ってくびれをつけました。
もち手は黒く塗った竹串。抜け落ちないように、先にビーズをボンドで止め、その周りに多めのボンドをつけて、綿に絡ませるように中にしっかり固定してあります。目、鼻、口、触覚はボンドで、足はくびれを作った糸にからませて付けて完成です。

出来上がって動かしてみると、かわいい~!!
でも、ちょっと綿を入れすぎちゃったかなー??
予定よりも、ふとっちょさんのあおむしくんです。



2005年7月 はらぺこあおむし(人形劇 no.3)

この本の面白いところは、あおむしくんが次々と食べ物を食べて、穴を開けていくところです。以前観た劇でもあおむしくんが食べた穴をくぐっていくところが子供たちにも大うけでした。
それをすべて立体で作るのは時間的にも技術的にも私たちには無理。というわけで平面で作ってみました。
厚紙に色を塗り、もう一枚厚紙を補強のため張り合わせ、食べ物の形に切りました。舞台に固定するための割り箸2本を補強の目的も合わせて取り付けています。
食べ物には、あおむしくんが食べた後、くぐりぬける穴を丁寧にカッターで開けておきます。食べる前は穴は塞いでおきますが、本番ではあおむしくんが食べてから、穴の裏に付いている紐を舞台裏からひっぱり穴をあけ、通り抜けられるようになっています。
持ち手がスムーズに抜けられるように穴から斜めに切り込みが入っています。これがないと抜けられない!!
穴の位置や切り込みは進行方向にも関係して、意外と細かいところまで練らないと道具一つ作るもの大変だってよくわかりました。

この頃の私達はこんな状態で、はたして本番間に合うのか、子供たちに喜んでもらえる人形劇が上演できるのか、不安でいっぱい。
もいもいさんも私も暗中模索の状態でした。



2005年8月 はらぺこあおむし(人形劇 no.4)

人形が無理ならぺープサートという手もあります。
生まれたばかりのあおむしくんと、お腹が痛くなって泣くときのあおむしくんを、ぺープサートにすることにしました。
なにしろこの劇のメインはあおむしくんが沢山の食べ物を食べていくところなのですから、と納得しつつ・・・。

小道具作りは着々と進んでいますが、問題は山積み。
舞台は・・・、効果音は・・・・。

2005年8月 はらぺこあおむし(人形劇 no.5)

舞台・・・
持ちなれない鋸を持って木材を切り、釘を打ちつけ、何とかもいもいさんと必死で舞台を作りあげました。
案の定・・・次の日は背中が筋肉痛に・・・。
舞台は横180センチ、幅はテッシュボックスを横に立て、2つ合わせた幅しかありません。ボックスを2つ合わせ、その間に小道具を挟みこみ、固定するしかけです。場面が変わるたびに小道具が取り払われ、新しい小道具が差し込まれるという仕組みです。舞台に小道具を簡単に固定し、取り外しも簡単なので、なかなか良いアイデアを考えついたかなと思います。

それにしても、たかが人形劇とはいえ、こんなに体力を使うとは・・・。
されど人形劇・・・バカにはできません。なかなか奥が深いです。



2005年8月 はらぺこあおむし(人形劇 no.6)

効果音・・・最初は本の読み手に合わせて人形を動かせばいいぐらいにしか思っていなかったのですが、少しずつ本番のイメージが出来上がっていくうちに、やはり音がないと物足りないことに気がつきました。
みんなでいろんな音をたてて探しまくりましたが、なかなかピッタリの音が見つからなくて苦労しました。本番ギリギリまで悩んでいた、あおむしくんが生まれる音を探し当てたときにはヤッター!!という気分です。

  あおむしくんが食べ物を食べる音・・・シャカシャカ。
    (張りのある薄手の紙と固めのビニールを丸める音)
  太陽が昇る音・・・ジャラ~ン。
    (携帯の効果音の中から)
  月が昇る音・・・シャラ~ン。
    (携帯の効果音の中から)
  あおむしくんが生まれる音・・・ポン!
    (フィルムケースを潰して蓋を飛ばす音)
  あおむしくんがさなぎから蝶へ変身する音・・・キララ~ン。
    (携帯の効果音の中から)
  蝶が飛び回る時のBGM。
    (『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES』・ガーネットのテーマ)
  全体に流れるBGM。
    (『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES』・クレイラの町)

・・・携帯にはいろんな使い道があるものですねぇ。写真は長女が宝物ののように大事にしている、『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES』のCDです。



2005年8月 はらぺこあおむし(人形劇 no.7)

クライマックス・・・さなぎから蝶が生まれ飛び回る・・・。
子供たちの頭上を蝶が飛び回ったら、みんなきっと喜ぶだろうなって思いながら、作りました。丈夫で、飛んだ時綺麗に羽が動くように、試行錯誤の上なんとか満足いく仕上がりとなりました。
羽は和紙を使い、アクリル絵の具で色を付け、胴体はラップの芯です。
このまま篠竹に吊るして上下に動かせば、蝶が舞ってるように見える!って思ってやってみたら!・・・羽がだら~り・・・失敗!
骨を付けなければいけないことに気が付き、たまたま私が勤務先から、人形劇に使えそう!と貰って来ておいたPPの厚手のシートが役に立ちました。
適度な張りと柔らかさ、色が半透明で蝶の羽の模様も透けて見た目が邪魔になりません。
吊り下げた時のバランスや羽の強度を考えながら、取り付けるのがまた一苦労でした。吊り下げて羽が綺麗に動くようになった時には、思わず「すっごーい!!私たちってアッタマいいよねー!」な~んて喚声が・・・。

蝶の製作には一番初めから手を付けていたのに、完成したのは本番数日前。
かなり、力が入りました。なにしろクライマックスですから・・・。
写真は蝶の下側で子供たちの目から見える側です。
PPの骨は裏側に取り付けてあります。



2005年8月 はらぺこあおむし(人形劇 no.8)

役者・脇役勢ぞろい・・・

エリック・カールの絵はコラージュなので、かえって真似しやすかったし、作りやすかったように思います。
紙に大きな筆でメインの色を塗り、質感を真似しながら適当に色を重ねていきます。トールペイントのテクニックはおおいに参考になりました。
それから、輪郭を切り抜きます。サイズは実際の4倍にしました。

普段トールペイントで小さい絵をこまこま描いていますけど、大きな物を大きな筆で描くのも気持ちのいいものですね。
案外、こっちの方が性に合ってるのかも・・・。



2005年9月 はらぺこあおむし(人形劇 no.9)

台本・・・

当初、読み手に合わせて人形を動かせばよいという、安易な考えでやっていましたが、やはり読み手と動作と効果音のタイミングが取りづらく、急きょ台本を作ることになりました。
考えてみれば、当然ですよね。人形劇は演劇の一つですし、一人でやるのではないのですから。
それにしても、台本なんか、書いたことないのに・・・。
とにかく、読み手、人形、道具、効果音の担当4人が同じタイミングで動けるように気をつけて、書いてみました。
リハーサルをしながら、ところどころ変更を加え、それぞれのパートで使いやすいように自分で加筆していきました。

台本を書いていて思いました。ほんとに演劇とか映画とかって総合芸術なんだなぁって。
脚本、台本、役者、舞台美術、音楽・・・。色々な分野の大勢の人たちが一つの作品を作り上げていく・・・。はからずも人形劇という小さな形でその苦労をほんの少し経験してしまいました。
これからは以前とちがった意味で演劇や映画を楽しめそうな気がします。

2005年10月 はらぺこあおむし(人形劇 no.10)

7月20日 本番・・・

朝からのカンカン照りで、うだるような暑さです。
本番の前に実際の舞台でのリハーサルをしなければなりません。
本番の舞台の広さと客席の位置、ビデオカメラの設置位置など確認しながら、リハーサルをしました。客席には役員のお子さんが2名、「みんなには内緒だよ」と言って見てもらいました。内容はいままでで一番の出来で、小さな観客の感想も上々でした。「これならいける!」とちょっと安心。

さて、いよいよ本番が近づいた頃でした。客席にはすでに子供たちが席取りをはじめて、少しずつ集まって来ました。去年までは紙芝居が始まるよーと呼びに行っても、なかなか舞台の前に集まるのが遅く、苦労しましたが、やはり、人形劇となると違いますね。
それとも、先にリハーサルを見た子たちが宣伝してくたのかな?

本番・・・
読み手が本のちょっとした紹介をしたあと、あおむしくんが幕の間からひょこっと顔を出して登場します。客席からは子供たちの驚いたような喚声が・・・。
そしてあおむしくんは次々に食べ物を食べては穴をあけていきます。
出てくる食べ物を子供たちが言い当てる声が聞こえます。オレンジのところで「あっ梨!」と声がかかったのは、さすが梨の産地ならではでしょうか。
本に忠実に描いた絵なのですが、「サラミにカビがはえてる!」とか、「こんなに食べてウンチでないの?」とか、いろいろなツッコミをいただき、子供たちは良く見てるなぁ~と舞台裏では苦笑いです。
あおむしくんとしてはちょっと演技不足だったかな。もうちょっと細かい演技に気をつければよかったと、あとでビデオをを見て反省しました。
途中でバックに貼り付けた太陽がズズッとずり下がるハプニングが・・・。
裏につけたマグネットが弱くなっていたようです。観客からは笑い声が・・・これもご愛嬌です。
クライマックスの蝶がみんなの上を飛び回るシーンは、大成功!!音楽にのって子供たちの頭の上を篠竹でつるした蝶が飛び回ります。
みんな喚声をあげて、手を伸ばしてさわろうとしていました。でも小さい子の中には怖がっちゃった子もいたみたいです。

終わった後は質問責めです。高学年からは「どうやって作ったの?」とか「どうやって動かしてるの?」とか小さい子達はとにかくあおむしくんや蝶に触りたいようで、自分で動かしてみたくてしょうがないようでした。
子供達の楽しそうな様子を見ると、苦労が報われます。初めての人形劇で反省するところはたくさんありますが、また来年もやろう!という気持ちが湧き上がってきます。
みんな、ご苦労様!また来年も頑張ろうね!!

(人手不足で劇中の画像を撮ることができませんでした。2007年の公演の様子をUPしてますので、そちらをご覧ください。)

『はらぺこあおむし』エリック・カール/作 もりひさし/訳 偕成社
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